月のヒトリゴト

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黒い月の色。

本日の日食は、結局、厚い雨雲に遮られて、見ることができませんでしたが、友人が【魚座の日食】を描いたのを見て、なるほどーと思いながら、うなっておりました。

これね↓

魚座の日食(花のように光のように)

本人、こんな風にコメントしてます。

自分の中の「真っ黒な月」も、よくよく見てみたらいろんな色があるんだよ……みたいな感じですかね。

絵を見た時に、なんとなーく、心の底の方から大きくかき混ぜられて、せっかく沈んで大人しく積もっていたものが強制的に動かされ、浮かび上がらざるを得ないような、ちょっとだけイヤな感じがしたんですね。
触れてほしくないものに、触れられたような、ちょっとだけ怒りも含んだ、嫌な感情。

でも、その一文を読んで、(なるほど)と思ったんです。
『真っ黒な月』というのは、ここでは『新月』を表しているのだと思いますが、わたしには『リリス』を彷彿とさせました。
リリスといえば、旧約聖書にも出てくる、いわゆる女悪魔で、自由奔放な女性性の象徴。

また、占星術にもリリスという感受点が存在するのですが、リリスは水星や金星のような『惑星』ではなく、月の軌道の遠地点にあたる場所のことを指します。
占星術上の『リリス』は冥王星に似た性質を持つとし、別名『ダークムーン(ブラックムーン)』とも呼ばれており、月というのは女性性の象徴ですから、その女性性のダークな部分を示すと考えられています。

女性性のダークな部分というと、鬼子母神や娼婦が象徴するような、人目にさらされることのない、むしろひた隠しにするような暗い部分になるかと思いますが、そういう、普段は抑圧していたり、隠していたりするような、まさに、あまり見たくない部分が揺さぶられる感じがしたんですよね。

コールタールのように、べったりとこびりついて、容易には剥がれ落ちないような、そんなドロドロとした黒い感情。

まさに、『真っ黒な月(感情)』

それは一瞬見ただけでは、ただ真っ黒いだけに見えるかもしれません。
まして、普段から見たくなくて奥底に押し込んでいるなものなら、なおさらマジマジとは見ませんしね。
二度と視界に入れたくない、思い出したくもないと思うくらい、嫌なものだったりすると、例え視界に入ったとしても、チラッと一瞥くれただけで終わりにしてしまいがちですが、でもそれは、本当に一瞬見ただけの色のままなのでしょうか。

この絵を見て、(うわぁ…やだなぁ)と、感覚的に思ったんですが、彼女の一文を読んで、

(あぁそっか、ちらっと見ただけでは真っ黒にしか見えなくても、よくよく見てみたら、色んな色が混じっているっていうのは、確かにあるかもしれない)

そう思ったんです。

黒という色は、『光の反射率が0ですべての波長の光を吸収する色』だそうで、すべての色を混ぜ合わせると生まれる色、とも言いますよね。

一見、『黒』に見えるそのナカには、絵のように色とりどりの『色』が含まれていて、実はとても多彩で、繊細で、複雑かつ美しいモノなのかもしれません。

よく見もせず、見たくない一心で、ひた隠しにしてしまっていた感情のなかには、本当は自分が見たくないと忌避するほど醜いどころか、とても美しく澄んだ『色』が潜んでいるのかもしれません。

魚座は、海王星を守護星に持ち、また12星座の最後を司る星座です。
12星座は、人の一生にも照らし合わせられるのですが、物質的な『人間』としての生は、実は水瓶座までなんです。
魚座は、死後の世界、つまりは『魂』としての人間を表している星座でもあるのです。

石井ゆかりさんは魚座を『越境する星座』と表現されていますが、魚座は共感力の強い星座です。
自分と他者との間の線引きがあまり上手ではなく、他者の痛みや感情を、まるで自分のことのように感じる方も、多いように思います。
そんな風に、あまり区別をしない魚座は、守護星である海王星の【融合】という性質も手伝って、境界線が非常に曖昧で、カオスになりやすい一面を持っています。

カオスというのは、混沌、つまりごちゃまぜになっていて、なにがなんだかわからない、という状態のことを指しますが、チラ見しただけの『真っ黒い月』というのも、似たような感じなのかもしれないな、と思ったんですね。

色んな色が混ざっているその『月(感情)』は、黒という単色ではなく、黒を構成する多彩な『色』を含んでいるんじゃないか。

魚座の日食は、そんな風に、普段、気づきもしないその『黒』を構成している多彩な『色』があることを、暗に示しているのではないか。
そのことを、意識的にか、無意識にかはわかりませんが、彼女は絵に表したんでしょうね。

春分という、大きな節目を前にした今回の日食。
人それぞれにテーマはあるかと思いますが、普段、自分があまり好ましく思っていないものの中に、実は自分が探している、うつくしい『色』が見つかるかもしれません。

彼女の絵を見つめながら、自分のなかの『黒い月』を、まずは見つめ直してみようかと思います。
どんな色が隠れてるのかな。

黄色かな♪(結局そこw
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