月のヒトリゴト

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土星のリターンについて(その3)

さて、前回の続きです。

土星のリターンについて(その1)
土星のリターンについて(その2)

前回、土星のリターン時に起こることと、その役割について書きましたが、
土星には、試験管的な役割とはまた別の役割があります。
前回は、おもに【個VS社会】という対立から見る成長のお話でしたが、
今度は、【個】の部分に作用する、ミクロ視点のお話です。
ただ【成長】を促す、という意味では似たような話になってしまうんですけどねww

土星は、心理学占星術という分野において、
太陽とある種、真逆の位置に置かれているのですが、
太陽が自我を表し、土星はシャドウを表す、とされています。

シャドウとは、【自我になれなかったもうひとりの自分】と表現されることがあります。
生まれた時には、様々な人格を形成する可能性があるなかで、
その後の生育環境のなかで、現在の自分という自我を形成してきたわけですが、
可能性のなかの【そうならなかった自分】を、
ユング心理学では【シャドウ】と名付けているそうです。
シャドウというのは、自我に抑圧されている【自分自身の側面】ですので、
認識の仕方としては、負の感情を伴うことが多いのだそうです。
会うとすごく嫌な気持ちになったり、イライラしたりする人はいないでしょうか?
それは、自分のシャドウをその相手に投影しているから、なんだそうです。

そして、なかなか自我に認識されないシャドウは、
ゆっくりと真綿で首を絞めるように、じりじりと自我を揺さぶっていきます。
シャドウという、自身の暗黒面を見たくなくて、
目を逸らそう、逃げようとすればするほど、それは追いかけてきます。

…って書き方すると、まるでホラー映画みたいですねw

まぁ、とにかく、そういった自分の深い部分にある自分自身にまだ気づいていない場合、
土星は、それを起こしにかかります。
シャドウを否定したまま、拒否したままではいずれ通用しなくなるよ、
と是正にかかります。

人が、何かに気づく時というのは、平穏時にはなかなか難しく、
なにか事が起きた時というのが、圧倒的に多いと思いますが、
サターンリターンが恐れられる理由のひとつが、その揺さぶりの激しさ、だと思うのです。
自分の内面に気づいていない人ほど、大きく揺さぶられることが多いような気がします。

土星回帰時に、なにか自分にとって厳しい・大変と感じる事象が起きる、というのは、
【本来の自分】と【現在の自分】との間に、大きな齟齬があって、
それを、すり合わせていかなければいけない時でもあるのだ、と思うのです。

前回の記事で、土星は個性と社会をすり合わせ、
社会で一人前として通用するかどうかの教育と審査をする、というようなお話を書きましたが、
個の部分への作用として、【自我VSシャドウ】という図式でもって、
さらなる自我の成長を促す役割も持っているのだと思います。
そうして、顕在意識では望んでいない大きな揺さぶりをかけられ、差し迫った状況の中で、
見たくもない物を見せられ、苦痛にあえぐ中で選択を迫られるのです。

向き合うのか、見ないフリをするのか。
受け入れるのか、否定するのか。

でもそれは、私たちが成長するための、【成長痛】のようなものではないか、と思います。
もしかしたら、成長や変化などしたくない、成長や変化をし続ける人生などしんどいだけ、
はたまた、成長や変化を望むか望まないかは、あくまでも個人的なこと、と思われる方もいるでしょう。
ですが、この地球に生まれた生き物というのは、時の流れに沿って、否が応でも成長・変化していくものです。
どれだけ嫌だ、と心底で思ったとしても、身体は時間と共に成長し、変化していきます。
そして、おそらく、心や精神もおなじなのでしょう。
ですので、逆に、どれだけ成長を拒んだとしても、
万物の理のように、意図しなくても変化していくのが、生物の本来の姿なのではないか、と思います。

土星の神様はローマ神話では農耕神サトゥルヌス、ギリシャ神話では時の神クロノスになります。
収穫するというのは時を刈り取る、ということと同義であるとされたため、この二神は同一化されたようです。

【実り】というのは、時間経過によってもたらされる産物であり、
その経過する時間の内容が養分として、【どんな実りにするか】を決めるのだと思います。
そして、その経過する時間を、どのような養分にするのかは、やはり自分自身の意志次第であるのだと思います。

シャドウを受け入れること、そう決断することが、養分となり得るのではないでしょうか。

それが、恐ろしいと言われるサターンリターンの真の姿ではないか、と思います。

もちろん、人によっては、普段通りにその年齢を通り過ぎることもあるとは思います。
みんながみんな、サターンリターンの試練に苦しむわけではないとは思いますけどね。
でも、程度の差はあれど、時間が経って振り返ってみると、
確かにあそこが分岐点だった、と思い当たることはあると思います。


また、リターンというのは、出生図の位置に戻ることだけでなく、
上でも書いたように【クォーター・ハーフ・スリークォーター】と、他にも3つの節目もあるようです。


次回は、他の3つのリターンについて書いてみようと思います。
(まだ続くんかーい!ww)
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